2011年9月13日火曜日

留学生活スタート

飛行機を降りると、ねっとりとした空気に包まれた。初めてのバックパック一人旅で訪れた3年半前、留学生としてこの地を踏むことになろうとは、思ってもみなかった。イミグレを抜け、荷物を受け取り外に出ると、タクシーの客引きがうじゃうじゃいる。その中に自分の名前のプラカードを持ったドライバーを見つけた。

本当にやってきたのだ。。。

大学4年生の後期からの留学はそんなに簡単なことではなく、行くと決意してからは怒涛の日々だった。就活のこと、卒業単位のこと、卒業論文のこと、留学手続き...‥様々なことがのしかかってきて、自分の処理能力の範疇を超え、押しつぶされる寸前だった。常に何かに不安で、行けるのか、本当に行けるのか、と自問自答する毎日だった。

だから、自分の名前のプラカードを見つけた瞬間、目の前の霧が晴れ、すっきりした気分だった。そしてそれと同時に、身が引き締まる思いがした。僕の留学は、決して自分一人の力で実現できたものではない。大勢の人に迷惑をかけ、お世話になってきた。僕は恵まれている。感謝の気持ちでいっぱいである。

与えられたチャンスをどう活かすかは、自分次第だ。

きっとこの留学は挫折の連続だろうと思う。僕は英語が得意ではない。知識だって乏しい。何を言われたって仕方がない。恥ずかしがったって仕方がない。下を向いてたって仕方がない。底辺からのスタートなのだ。

感謝の気持ちを忘れず、僕はこの底辺から上を目指す。

Mahidol University International College

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