2012年3月18日日曜日

留学までの流れ(闘いの日々編①)

もうだいぶ前のことになるけれど、あの闘いの日々のことを簡単に思い出してみようと思う。
(以下に書く内容は僕の記憶に拠るものなので、現在の正確な情報とは異なっていることも多々あるかと思いますが悪しからず...)


北海道大学―冬―


さて、2011年1月末。
留学しようと決意してまずやったことは、「4年後期から留学する」と周囲に宣言することだった。
宣言することで後に引けなくさせる。
何かをはじめるときは、いつもこれをやってる気がする。
いままで過去の自分の宣言によって後々の自分がどれだけ苦しんできたことか...まぁでもこれは自分にはとても有効な方法だと思っている。


いくら行く行くと言っても、4年生の後期からの留学なんて可能なのだろうか...?
ちょうど卒論書いてる時期だろうし、まだまだ残ってる単位とかどうすんの...?
そもそも9月〜1月の間で留学できる大学なんてあんの...?


大学の制度的に無理だったら、そりゃもちろん行くことはできないのである(留年とか論外だし...)。


北海道大学―秋―


北海道大学では毎年7月末〜10月末にかけて来年度の(大学間協定校への)交換留学生を募集する。
それで枠が埋まらなかったらたしか1月頭あたりから2次募集、それでも埋まらなかったら3次募集...とだらだらと募集をしている。大学によるけれど、留学枠はかなり余ってますよ。もったいない...
(文学部の学部間協定校への募集については、たとえ枠が余っていたとしても10月末で終了ということだったと記憶している...)


まずは留学生センターに足を運んでみる。
色々と聞いてみると、どうやら留学要件(英語のスコアとかとか)や留学期間(9月〜1月あたり)的にみて行けそうな大学がちらほらあった。特にアジアの大学にはTOEFLの点数等の基準が低かったり、「英語で授業を受ける上で十分な能力を有すること」といったかなり曖昧な基準を設定している大学が多かった気がする。


条件的には出願できそうだ。さて、実際留学してもちゃんと卒業できるのか。
まずは担当教官に、留学したいからすぐにでも卒業研究にとりかかり、夏までには卒論を書きあげたい旨を伝える(留学先に持ってくなんて面倒くさいし...)。
答えは即答でOK(やれるもんならね...ニヤッとしつつ、やりたいことやったらいいよとおっしゃってくださった先生に感謝)。


教務はなんと言うかな...
単位の交換はちょっと難しいし、心もとないから留学前に卒業単位全取得していくこと。
卒業論文は担当教官と相談して進めること。提出は代理で構わない。
要は大丈夫そう。


ただ一点問題があった。
「卒業論文を提出する場合は本学に在籍していなければならない」...つまり休学して留学することはできない。
これは大きな問題である。
留学には大きく分けて二つの留学がある。


一つ目は、所属大学に学費を納める交換留学
二つ目は、(休学等をした上で留学し)留学先に学費を納める私費留学


世界にはアメリカのように日本よりも学費が高い国もあれば、アジア圏のように日本よりもずっと学費が安い国もある。当然、アジア圏に留学しようかと思っていた僕は、私費留学がしたい...けど、卒業論文出したいならそれはだめで、交換留学生として留学して下さい。ということだった。


どうにかならんもんですか...と粘ってはみたけれど、どうにかなることはなかった。


まぁでも行くには行けそうだ。
留学までの道はけっこう険しそうだけれど、行くと宣言してまわった手前もう後には引けない。


留学生活に思いを馳せつつ、闘う日々が始まったのであった。


北海道大学―夏―

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