その中の一人が僕の方に近寄ってきて、
「Hi ! Where are you from ?」
と、笑顔で話しかけてきた。
僕は次の瞬間、ひと言も返すことなく、彼女の横をすり抜けていた。
5秒ほど経って後ろを振り向くと、人ごみに紛れて彼女の姿はもうなかった。
「今日は疲れてるからな、話すのはめんどいよ」
と自分の中から声がした。本心だった。
確かに最近はやることも多くて、睡眠を削る毎日が続いている。疲れていたのも本当だ。
でも、いくら疲れるまで毎日頑張っていたって、こんな大切なことにすら応えられない。
こんな頑張りの先に何があるのだろう。
とんだ勘違い野郎だ……
明日また彼女に会えるかな。
会いたいな。
会えたならきっと......
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