2012年3月10日土曜日

留学までの流れ(おおざっぱ編)

日本を飛び出しタイにやってきてからちょうど半年が経った。
今さら感はあるけれど、今後留学を考えている人の役に少しでも立てればと、留学までの流れについて書いてみることにする。


大学2年生だった2008年9月から休学して海外放浪に出発し、2009年6月末に帰国。


ロストバゲッジでバックパックなしの帰国の図。(数日後クロネコヤマトが届けてくれました笑)


夏は埼玉県のカヌースクールでバイトしつつ、自動車免許取得。


密かに勉強していたかいあって、水産学部から文学部への転部試験合格、2009年10月。


伸びた髪と番号を発見して喜ぶの図


半年間水産学部の授業受けるのもな...と思い、外国人宿舎に潜り込んだり、沖縄に行ったり、スキー場でバイトしたり、映画に出たり、、、と自由気ままに過ごし、2010年4月より文学部の3年生になる。






久々の学校は楽しく、必死に勉強に打ち込む。夏はチベットへ1ヶ月。




帰ってくると「就活」という言葉がチラホラと聞こえ始める。2010年後期、転部試験の時は「大学院に進学したいです!」と豪語していたけれど、その気持ちも薄れ始める(理由は色々)。そして、学生のうちに留学したいなぁと思い始める(でもそんなことしたら戻ってきた時に大学辞めちゃいたくなるんじゃないの?と先輩にたしなめられる)。社会人になってからでもその気さえあれば、大学院に行けるし、留学もできる、と思い、就職することを決意する。


2011年1月初め、留学支援課から届いたメールで、合格すると留学奨学金に加え内内定がついてくるという夢のような奨学金の存在を知る。1月終わり、なんと合格(ただ、奨学金の支給対象となるアメリカ・ヨーロッパの大学への留学に必要なTOEFL等のスコアを持っていなかったため、奨学金自体は辞退扱い。しかし、内内定と時間を得る)。何もしてなかったくせにたった2週間ほどで内内定を手にしてしまったことで、周囲から白い目で見られる。


アメリカやヨーロッパは無理でも、4年生の後期から留学することは可能なはずだ。さっそく教授と相談し、卒業論文の執筆に取りかかる。卒業単位も全取得しておくことが留学の条件であったため単位取得にも奔走(理系→文系への転部であったため大変)。成長性や面白味、物価、あまのじゃくな性格、学期の期間など様々なことを勘案した結果、留学先をタイに決める(2011年9月にタイへ出発、2012年2月に帰国、卒論発表して3月卒業、4月入社計画)。


交換留学生として適格か、大学の留学奨学金給与に値するかを判断する面接(日本語・英語)で担当面接官の先生方にボコボコにされかなり凹む。君、英語かなり勉強しなきゃなぁ...自分の英語の未熟さに絶望。でもなぜか大学側から25万円の返済不要奨学金をいただけることになる。卒業論文、授業、教務・留学支援課との戦い、留学先大学とのやり取り、英語の勉強、内定先同期との懇親会、交友関係...と時間に追われる日々を送る。


そんな中、9月卒業という制度を発見し、水面下で留学期間延長への道を模索し始める。


教授、リクルーター、人事部長、留学支援課、家族、、、「せっかく行くのなら一年間行きたい」とダメもとで相談し訴えた。そして忘れもしない2011年8月24日、この願いがなんと聞き入れられたのである。この瞬間、2012年9月卒業10月入社予定となった。様々な人々のお力添えあって与えられたチャンスだ。感謝感激。本当にありがとうございます。


9月6日の出発までもうあまり時間がない。2月に帰国予定だったから家はそのままにしていくつもりだったけれど、一年行くとなれば、家も引き払わなければならない。退居の手続き、荷物を実家へ送付、掃除もしなければならない。後輩に無理言って家を引き継いでもらえることになり、大きな家電等はそのまま置いていくことができたが、これはなかなかにきつかった。


実家へ送る荷物たちの図




卒業論文は一応書き終えてはいたけれど、教授にご意見を伺ったり、データの整理をしたりと最後まで作業詰め。友人らと最後の飯にも行きたい。。。


結局出発当日は、土砂降りの中、ザックを前と後ろに2つ背負って折りたたみ自転車に乗り、札幌駅まで大爆走。駅前にチャリを乗り捨て、見送りに来てくれた友人に鍵を渡し、びしょ濡れ姿で別れを惜しみつつ悠長にカルピスなんか飲んでたら、なんと飛行機に乗り遅れるという。。。(ANAさんの粋な計らいで次の便に乗れたからよかったものを...)


まぁそんなこんなでバタバタしつつもなんとかタイに到着し、留学生活をスタートさせることができた。
留学して何を得たかが重要であるとは思うけど、留学すること自体が目標だったと言ってもいいくらい出発までは大変だった。


教務や留学支援課と闘い、ビザ等の手続きやマヒドン大学とのやり取り、大学の制度等に関する細かい部分は次回書くことにする。


飛行機を降りてタイの地に足を踏み入れた瞬間のあのドキドキするようなほっとした感覚。
本当に、やってきたんだと実感し、思わずにやけてしまったよ


この飛行機が、僕をタイまで運んでくれたの図











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